お家で生クリームを泡立てた時、
こんな経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。
- クリームがボソボソになった
- クリームが黄色っぽく分離した
- クリームが綺麗に絞れない(ボソボソorダレる)
などなど…
これは泡立て方を間違ってしまったために起きる現象です。
今回は、失敗せずにお家でも
美味しい生クリームが作れるようになるポイントをお伝えします!
まずは結論から!美味しい生クリーム3箇条
- 美味しい生クリームを選ぶ
- 温度管理を適切に行う
- 泡立て具合を理解する
この3点をきちんと押さえておけば、
綺麗で美味しい生クリームが作れます^^
逆に言うと、このポイントを押さえておかないと、
見た目が悪い異常に、美味しさも大きく変わってしまいます。
生クリームの泡立て作業の前には
一度ポイントを頭に入れてから作業してみてくださいね。
それでは、細かく見ていきましょう。
美味しい生クリームを選ぶ
生クリームの選び方についてはこちらの記事でご案内しています。
参考にしてみてください^^
温度管理を適切に行う
ここが作業中の超重要項目です。
生クリームは保存中や作業中に温度が上がってしまうと、
色が黄色くなりボソボソとした締まりのない仕上がりになります。
美味しさももちろん失われてしまいます。
しっかりと低温を保って保存、作業することが、
締まりのある美味しいクリームを作る秘訣です。
温度管理のポイント
- 保存は5℃以下、作業中も10℃以下を保つ
- 作業中は氷水に当てながら作業する
- ボウルも予め冷やしておくとより良い
- 室温にも注意する(高くなりすぎないように)
泡立て具合を理解する
泡立て具合にことを「~分立て」と表現します。
この泡立て具合と、それぞれの用途(どんなお菓子に使うのか)
を理解しておくと、
- 泡立てすぎてボソボソ
- 泡立てが足りていなくてダレる
という失敗から卒業できますよ^^
6分立て
角が立たない
クリームを落とすと跡が残る程度
ムース・ババロア等に向く
7分立て
角は立つけど、ようやく立つ程度。
角が腰からお辞儀する
ケーキのデコレーション(本塗り)に向く
8分立て
角が立ち、先端がお辞儀する程度
絞りやデコレーションの下塗りに向く
9分立て
しっかりと角が立つ。
滑らかさがなくなり、固さがでる
ロールケーキのクリーム向き
(※写真また改めて追加します。ごめんなさい)
意外と知らない乳脂肪分による泡立ちの違い
上記3点のポイントを押さえるだけでも、
かなりお家での失敗は防げるかと思います。
しかし!
「いつも上手くいくのに今日は失敗しちゃったー;;」
なんて事が起きる可能性があります。
(←結構生徒さんからご相談いただきます)
もしかして、もしかして…
乳脂肪分(パッケージに表示されている%のこと)
を適当に選んでいたり、
毎回使う商品が違っていたりしませんか?
実は乳脂肪分の違いは、泡立ち具合にも影響するのです。
ここでも答えだけ書いちゃいますね。
★乳脂肪分が低い生クリーム
→泡立ちにくい
注)保形成も低いので、絞りの形キープしにくいですよー
★乳脂肪分が高いクリーム
→すぐ泡立つ
→つまり、すぐにボソボソになる危険性あり
ということなのです。
原理としては、生クリームは乳脂肪球同士がぶつかり合って
つながることで、泡立つのです。
そのため、乳脂肪分が高い(=脂肪球が多い)生クリームの方が
泡立ちやすいというワケです。
イメージしやすいようにご紹介してみましたが、
まぁ小難しいことは置いておき、
答えだけ理解していれば十分かなと思っています(笑)
お家で綺麗な生クリームが作れるようになると、
いつものお菓子が見た目も味もレベルアップします。
ぜひお試しあれ~^^
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