ショートケーキの見た目を左右する要素の1つが「絞り」なのですが、その工程で、多くの方がやってしまう残念ポイントがあります。(たくさんの方に教えてきて感じていることです)
今日はそのポイントを見直して、今までのショートケーキをワンランク上の仕上がりを目指していきます^^♪
あなたのその生クリーム、かたすぎるかもしれません。
ケーキの表面を塗る作業(ナッペ)が終わり、いざ、クリームの絞り!!という時に、絞ったクリームがボソボソ、ボサボサになって悲しい思いをしたことはありませんか??
絞りのクリームがボサボサになってしまう原因は生クリームの状態が絞りに適していないことがほとんどです。
絞りのクリームがボサボサになる場合は生クリームのかたさが、 絞る時に理想的な状態よりもかたい可能性が高いです。
理想的なかたさを、生徒さんにお伝えすると大抵驚かれます。←思っているよりかなりやわらかいため。
ボサボサになってしまう事で悩まれる場合は普段の泡立てより3歩手前でとまってみるという事を試してみてください^^
かたいクリームで絞ったらこんな感じですが…
同じ口金を使って、やわらかいクリームで絞ればこんなにツヤやかに仕上がりますよ^^
絞りのクリームは予め分けておくのもオススメ
デコレーションの手順も、綺麗に仕上げるために大切です。
よくあるのは、
とりあえず用意した生クリームでナッペする→残ったクリームを絞る
というパターン。
この場合、先程もご説明したように、「残ったクリーム」がかたくなりすぎている場合があります。
ナッペ作業時に何度もクリームを触りますからね。
なので、お勧めなのはナッペする前に、予め絞り用のクリームを分けてとっておくというやり方。
こうすれば、ナッペ中にクリームがかたくなってしまうことを防ぎ、きれいな状態のクリームを使って絞りをすることができます。
細かいことですが、かなり大事なポイントです…!
絞りはテンポよく、手早くが大切
絞りがボサボサになる原因として、生クリームのかたさが要因の1つという話をしてきました。
もう1点大切なのは、絞りをテンポよく、手早く行うということ。
要はテクニックの部分になりますが、綺麗に仕上げたいからといって、ゆっくり、もたもた、ちょっとずーつ絞ってしまうと、綺麗に絞ることができません。
どんどんクリームの状態も悪くなってしまいます。
なので、焦る必要はありませんが、テンポよくスピーディーに作業するということは頭に入れた上で作業していただきたいと思います。
絞りは一度に終わらせなくてもいいのです。
絞り袋に、絞りに使う生クリームを全ていれてしまうという方も多いのですが、
この場合、最後の方の生クリームの状態が悪くなって綺麗に絞れないということがあります。(手の熱でドロドロになっていることがあるため)
お勧めの対策は、クリームを全量ではなく少量ずつ入れて、絞っていくという方法です。(少量といっても2~3回に分ける程度です)
こうすれば、絞り袋の中でクリームの状態が悪くなることがなく、常に綺麗なクリームで絞りをすることができます。
多少面倒ですが^^;出来上がりは結構変わります。
クリームを追加するときは、絞り袋の中に残ったクリームを一度全部出しきってしまってから追加するようにしてくださいね^^
絞りは慣れが必要ですが、今回ご説明したように、生クリームの状態を意識するだけで随分仕上がりが変わります^^
ぜひ意識してみてください。
その他、綺麗なデコレーションに必要な情報です。
それでは、楽しいお菓子づくりを^^
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