前回、オーブンの選び方について書きました。
今回はお家のオーブンでお菓子を作るときに、
頭に入れておいていただきたいポイントについて解説します!
オーブンの温度設定について
オーブンの温度についてですが、
基本的にレシピと同じ温度に設定していただいて大丈夫です。
ですが、もしもご自身のオーブンが
「ちょっと焼きが強いかも…」
と感じられるのでしたら
温度を10℃~20℃下げる
という対応が必要です。
時間を短くするだけだと、表面だけ焼けて、
中がイマイチ焼けてない!
なんて焼き上がりになる可能性もありますので、ご注意ください。
反対に、焼きが弱いなあ…
という場合は温度を10℃~20℃上げる
という対応をしてみてください。
どちらにしても最初は10℃から様子を見て、
その後更に調整するかどうか検討するのが良いかと思います。
ちなみに、少数派かもしれませんが、
お家のオーブンがガスの場合は
最初から温度10℃くらい下げちゃって大丈夫です。
焼き時間について
オーブン温度で書いたように、
焼きが強い、弱いだけでいきなり時間を変えてしまうと、
焼き上がりに影響する可能性がありますのでご注意ください。
時間については、個人的には
ほんの少し微調整したい場合
(もう少し色をつけたい、もう少しだけ火を通したい等)
に2~3分延長したり、早めに取り出したりって事があるかな
という感じです。
焼きが強い時の定番対処法:アルミホイルをかぶせる時のポイント
オーブンの焼き色が強いなあ…
と思った時に、簡単にできる方法が
アルミホイルをかぶせる
という方法です。
ですがこの時に気をつけていただきたいのが、
早い段階でオーブンを開けない
という事です。
早くにオーブンの扉を開けてしまうと、
庫内の熱が逃げて、焼き上がりに影響する場合があります。
アルミホイルをかぶせるイメージとしては
8~9割焼成した後、アルミホイルをかぶせる
という感じです。
2段焼きはNGか?OKか?
よく2段焼きはNGなんて話をききますが、
私は
お菓子によってはOKと考えます。
クッキーや、マカロン、ロールケーキ等
薄くて、焼き時間が比較的短いタイプのお菓子は
2段焼きで問題なく使えています。
(オーブンによるかもしれません)
焼きムラが強いオーブンは、
焼きが強い部分にお菓子を置かない
等の工夫が必要な場合があります。
大切なのはオーブンの癖を理解すること
色々書きましたが、一番大切なのは
自分のオーブンの癖を知り、
事前に対策を考える
という事です。
職業柄、同じメーカーの同じ型番のオーブンを
何十台と同時に使ってきましたが、
やはり同じ商品でも、
オーブンによって焼き加減が変わる
なんて不思議現象も目にしてきました^^;
なので
焼きの強さ、弱さ、焼きムラなど
よく観察しながら、
このお菓子はこういう調整が必要だな
という戦略をストックしていく必要があります。
古いオーブンや、小さいオーブンは
調整するに限界があることもあるので、
この場合はやや諦めも必要なこともあります^^;
参考までに、私が考えるオーブンを選ぶポイントについても書きました!
特に、初めて挑戦するお菓子は
焼成中も目を離さず注意して観察してあげてくださいね^^
今日はクリスマス・イブです。
お菓子をご家庭で作られる方も多いかと思います^^
大切な方や自分のために、楽しいお時間をお過ごしくださいね。
それでは!
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