カヌレを自宅で焼いてみてとりあえず形にはなるんだけど、「これでいいのかな?」と不安になったことはありませんか?
私自身、カヌレにハマり出した頃に感じたのが「何が成功で何が失敗かわからない」ということでした。
今回はそんな疑問を抱えている方向けに、焼き時間からの考察を踏まえて感じたことをまとめていきます!
カヌレの「正解」は幅が広い
私が「カヌレって何が正解?」と感じた時に、ひとまず色んなお店のカヌレを食べてみることから始めてみました。
インスタで人気のお店やカヌレ専門店のカヌレ、個人店のカヌレまで色々、「カヌレを見つけたらとりあえず食べる」ことをくり返していました
そこで感じたことは1つ。「カヌレといってもお店によって全然違う!!」ということ。
当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、見た目も、大きさも、風味も、食感も…お店によってかなり幅があったんですよね。
そこからは「自分が美味しい!と感じられるカヌレづくりを研究すればいいのか!」と思うようになり、色んなレシピの試作を繰り返していきました。
私にとって美味しいカヌレとは
- 食べた時の香りが良い(バニラやそのフレーバーの香りを楽しめる)
- 外はパリッと、中はモチモチの独特の食感が楽しめる
この2つの要素が揃っているカヌレ。
またお味は甘さ控えめなものが断然好み^^
そうやって「自分にとっての正解の基準」を持てたことで、カヌレ作りで「これって良いのかな?悪いのかな?」という疑問も無くなりました。
カヌレで「失敗」とされるものは?
じゃあ、「成功」の基準はある程度個人の「好み」によるとして。
「失敗の基準は何?」ということも考えてみました。
それはシンプルに「カヌレ」として人に食べてもらうことができるか。という観点で見たら良いのかなと思っています。
- 焦げている(食べたら苦い)
- 生焼け(モチモチではなくベチャベチャ)
- 見た目が変(腰折れ、生地に色がついていない…など)
このあたりはやはり「失敗」になるのかなと。
なのでカヌレをおうちで焼くときに最初に目指すポイントは「カヌレ」としてきちんと形になること。
味の好み以前にカヌレの形が綺麗に焼き上がることを目指すと良いのかなと思っています。
「成功」するようになったら好みを追求していこう
カヌレを失敗せずに焼けるようになったら、次は自分好みのカヌレを追求するステップ。
カヌレの「味」はレシピの配合で決まりますが、「食感」は焼き方で大きく変わります。
同じレシピで焼いたとしても、焼き方を変えたら全く別のものに仕上がるくらい奥が深いもの。
そして、この「焼成」の正解についてはかなり幅が広いなぁと感じています。
ここで、何か参考になればと思い、テフロン型で焼き時間を変えて焼いたカヌレの状態を比較してみたのでレポしていきます!
カヌレの焼き時間による出来上がりの違い
このカヌレは全く同じ生地を同時に焼成して、焼成時間だけ変えてみたものです。
左から右にかけて10分ずつ焼き時間を長くしました。
焼き時間は一番短いものと一番長いもので40分違いますが、どれもカヌレとしては「成功」しています。
焼き時間が短いと、柔らかいカヌレに。焼き時間が長いと、パリッと感の強いカヌレになりました。
外側の焼き色のついた部分が、焼き時間が長いものほど厚くなっているので、ここが食感に違いが生じているポイントかなと思います。
夫は普段よりも柔らかめに焼いたカヌレを食べた時に「これはこれで美味しいね!食べやすい」と言っていましたが、私も全く同意見^^
人によっては焼き時間が短いものを「物足りない」と感じるかもしれませんし、焼き時間が長いものを「バリバリ固くなりすぎている」と感じるかもしれません。
だからこそ、お家でカヌレを手作りする時には一発で決めてしまおうと考えずに、色々焼き加減を変えてみて、「これだ」と思うものを見つけること。その過程を楽しめるのが一番良いなと感じています。
私自身は、柔らかめのカヌレもしっかり焼いたカヌレもそれぞれに美味しさがあると思っているので、今では気分によって焼き加減を変えるようになりました。
誰かに贈ったり、焼成してから食べるまでに時間が空く場合はしっかり焼いた方が良いけれど、ちょっと軽めの柔らかいカヌレを食べたいな♪という時にはあえて、焼き時間を短めにしても楽しいなと思っています^^
まとめ
今回は「カヌレの成功と失敗のラインがわからない」という方に向けて
- 成功は自分の好みである程度判断して大丈夫
- まずは「失敗」せずに焼けるようになろう
- 焼き時間はかなり幅を効かせることができるので色々実験してみて好みの食感を探すのも楽しいよ
というお話でした。
それでは^^!
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